【1月8日 AFP】(更新)保釈中に日本を出国した日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告は8日、レバノンの首都ベイルートで開いた記者会見で、2018年の自身の逮捕後、日産と仏ルノー(Renault)は1日当たりそれぞれ4000万ドル(約43億円)と2000万ユーロ(約24億円)を失っていると主張した。

 ゴーン被告は「日産の時価総額は、私の逮捕後100億ドル(約1兆1000億円)以上下がっている。この期間、1日当たり4000万ドル超を失ったことになる」と指摘。「ルノーの方が良いわけでもない。ルノーの時価総額は私の逮捕以降50億ユーロ(約6000億円)以上下がっている。つまり1日2000万ユーロだ」と述べた。

 さらに、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏PSAグループの経営統合について、日産とルノーの連合は逃してはらない機会を逃したと指摘した。(c)AFP