【1月8日 AFP】イランがイラク国内の米軍駐留基地にミサイル攻撃を実施したことを受け、世界の航空各社は8日、イラン・イラク領空の航行回避や同域着便の運航中止を発表した。

 エールフランス(Air France)はAFPに対し、「空爆が実施されているとの情報を受け、エールフランスは予防措置として、イランとイラク領空を通過する全便の運航を、追って通知するまで中止すると決定した」と説明した。

 米連邦航空局(FAA)も、イラクとイラン、ペルシャ湾(Persian Gulf)上空での米登録機の飛行を禁止すると発表している。

 同域は、欧州とアジアを結ぶフライトの主要経路となっている。エールフランスのほか、KLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)、ドイツのルフトハンザ航空(Lufthansa)、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空(Emirates Airline)と格安航空会社フライドバイ(FlyDubai)、オーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways)、シンガポール航空(Singapore Airlines)、マレーシア航空(Malaysia Airlines)などが同様の発表を出している。(c)AFP