【1月9日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属する同国代表FWのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は8日、自身の契約について「今は波風を立てる時じゃない」と語り、去就に関する質問を払いのけた。

 21歳のエムバペは、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が長くうわさされているが、今はPSGのリーグ連覇と悲願の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇に貢献することだけを考えているという。

 自身もゴールを記録し、PSGが6-1で大勝したサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)とのフランスリーグ杯(French League Cup 2019-20)準々決勝後、エムバペは「今はサッカーをプレーする準備ができている」「1月になり、タイトルが懸かるシーズンの後半戦が始まった。従って、今は波風を立てる時じゃない」と語った。

 2017年、1億8000万ユーロ(約218億円)の移籍金でASモナコ(AS Monaco)から加入したエムバペは、PSGと2022年までの契約を結んでおり、スイスに拠点を置くアナリストグループ、CIESフットボール・オブザーバトリー(CIES Football Observatory)によれば、現在の市場価値は2億6500万ユーロ(約320億円)であるという。

 今季の公式戦で19得点をマークしているエムバペは、「チームは落ち着いていて平穏な状態だ。全員が同じ方向を向いており、ピッチ外のことについて話すのはまったく現実的じゃないし、チームにとって一切有益ではない」と続けた。

「僕はサッカー選手であり、会計士じゃない。サッカーをプレーして、自分の仕事をこなす。チームに貢献したい」 (c)AFP