【1月8日 AFP】米サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)で昨年12月、3歳の雌のゴリラ「レスリー(Leslie)」が左目の白内障の手術を受けていたことが、同動物園の発表で明らかになった。

 手術は同動物園の医療センターで昨年12月10日に実施され、レスリーは順調に回復しているという。

 手術を担当した執刀医は、人間の白内障手術は幾度となく経験したが、ゴリラの手術は初めてだとし、「幸運なことに、人間とゴリラの目は解剖学的に似ているため、合併症を引き起こすことなく手術を安全に行うことができた」と語った。

 手術では、レスリーの目から濁った水晶体が取り除かれ、新たに人工の眼内レンズが入れられた。

 同動物園によると、レスリーの白内障は落下あるいは群れの中で他のゴリラと遊んでいる時に負った傷によるものとみられるという。

 映像は同動物園が撮影、7日提供。(c)AFP