■「スター・ウォーズ」でおなじみ、周連星惑星も発見

 今回NASAはさらに、TESSによって、映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズに登場する二つの太陽を公転する架空の惑星「タトゥイーン(Tatooine)」のように、連星の周囲を公転する太陽系外惑星を発見したことも明らかにしている。TESSによるこのような発見は初めて。

 新たに発見された惑星の大きさは、土星とほぼ同じで地球の6.9倍、生命が存在する可能性は低いという。TOI1338 bと命名された惑星は、TOI1338系唯一の惑星。がか座の方向に地球から1300光年の距離にあり、公転周期は95日。

 二つの恒星はそれぞれの星の周りを15日周期で公転している。恒星のうちの一つの大きさは太陽より約1割大きく、もう一方の恒星は冷たく、暗く、太陽の約3分の1の大きさだという。(c)AFP/Ivan Couronne and Issam Ahmed