【1月8日 AFP】イラクのアデル・アブドルマハディ(Adel Abdel Mahdi)暫定首相は7日、米軍のイラク撤退行程を記した書簡を前日に受け取ったことを認めた。米国防総省はこの書簡について、署名のない草稿が誤って送付されたと説明していたが、アブドルマハディ氏は署名入りの正式な書簡だったと述べている。

 アブドルマハディ氏は7日夜にテレビ放映された閣議の席上で、翻訳された署名入り書簡を6日午後8時(日本時間7日午前2時)に受け取ったと説明。アラビア語版と英語版があったものの、誤訳が含まれていたため、首相府が米軍に訂正を要請。その後、新たな書簡が送付されたとしている。

 アブドルマハディ氏は閣僚らに対し「適切に書かれた正式な書簡だった」と言明。「プリンターから落ちた紙であるとか、こちらに偶然届いたりしたものではない」と表明した。(c)AFP