【1月7日 Xinhua News】中国のSNSアプリ「探探」はこのほど、今年30歳になるユーザーを対象にアンケート調査を実施した。「安心できる月収」に対する回答は、一線都市といわれる大都市に住む人の平均が2万1401.5元(1元=約16円)、それに続く二線都市が1万4588.0元、三線都市は8003.5元だった。

 貯蓄額については、女性回答者の平均が6万6120元に対して、男性は9万8210元と約1.5倍の差がついた。中国の若者は、その月の給料を月内に使い果たす消費好きな「月光族」とも言われるが、結果を見る限り男女で金額に違いはあるものの、こつこつと貯金をしていることが分かった。

 孔子は「論語」で「三十而立(三十にして立つ)」と説いたが、「30歳で『立つ』とは何か」という問いについて、66.2%が「自分の感情に逆らわないこと」と答えた。多くの人が「感情と向き合い自身の態度を貫くこと」を重視していることが見て取れる。「結婚生活に憧れること」と答えた人も56%に達した。「フィットネスやダイエットをすること」は41.1%、「新しいスキルの習得を続けること」は33.5%、「住宅ローンの頭金をためること」は23.8%(共に複数回答)だった。

 30歳になることの意味については、「より多くの責任を負う」が63.2%、「仕事で成果を出し給料を上げることが重要」は34.4%だった。これまでの転職経験については、0回が21.3%、1回が13.5%、2回以上5回未満は65.2%、5回以上が18.7%となった。

 結婚に関しては、44.6%が「ますます難しくなる」と答えた一方、「結婚しないのも普通」と答えた人も32.6%おり、晩婚に対して比較的寛容であることも分かった。(c)Xinhua News/AFPBB News