【1月8日 CNS】中国・貴州省(Guizhou)黔東南ミャオ族トン族自治州(Qiandongnan Miao and Dong Autonomous Prefecture)公安局は6日、白酒の一種「習酒」の偽物をつくって販売していたとして6人を逮捕し、製造拠点2か所と倉庫1か所を摘発したと発表した。

 警察によると、2019年3月から4月にかけて、凱里市(Kaili)にある銘酒販売店などで、蒸留酒の「マオタイ酒」や「習酒」、その他のブランド酒の偽物を売っているとの通報があった。

 犯罪グループは長期的に貴陽市(Guiyang)、貴州省の東南部や南部地方で、低級酒と高級酒を混ぜたり、低級酒を高級酒の瓶に詰め替えたりして偽物をつくった上で、包装し直すなどして販売していた。容疑者らは注文生産方式で偽の酒をつくっており、頻繁に製造拠点を移してた。

 警察は2019年11月11日に30人余りの警官を動員し、凱里市、貴陽市、都匀市(Duyun)などの都市で一斉摘発を実施。包装機械や穴あけ機などの偽物製造用設備のほか、偽の酒90本と30年ものマオタイ酒や習酒1988(雅致)の包装材料など市場価格で400万元余り(約6200万円)相当を押収した。(c)CNS/JCM/AFPBB News