【1月7日 AFP】(写真追加)米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で、世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」が7日に開幕。今年の見どころをまとめた。

■スマートグラス

 フランスのスタートアップ企業エルシー・ヘルシー(Ellcie Healthy)は、運転手の眠気を検知して警告するスマートグラスを展示した。この機器は、高齢者の転倒防止にも効果があるという。

 米スタートアップ企業ナルビス(Narbis)が開発したスマートグラスでは、脳のトレーニングに使われるニューロフィードバック技術を利用し、特に注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子どもの集中力向上が期待できる。

 米航空宇宙局(NASA)の開発したアルゴリズムを用い、注意力がなくなるとグラスに色が付き、落ち着いて集中力が出てくると透明に戻る仕組み。同社のジェイ・アルケータ(Jay Arcata)氏は、「1日20~30分、このスマートグラスを着用することで、脳がより注意を払うことができるようになる」と述べている。また、ある種の認知症にも効果があるという。

■全身にセンサー

 最新のウエアラブル端末もいくつかあった。

 例えば、カナダのスタートアップ、マイアント(Myant)は、下着も含むウエアラブル端末ブランド「スキン(Skiin)」をお披露目した。「全身インターフェース」で心拍数や身体活動、睡眠の状態などの追跡が可能となるほか、転倒の危険を介護者に知らせることもできる。