【1月7日 AFP】オーストラリアで森林火災が続いている問題で、週末の深刻な被害を受けて6日、3州に軍の予備役部隊が配備された。スコット・モリソン(Scott Morrison)首相は被災地の復興を支援するため、今後2年で20億豪ドル(約1500億円)を投じると表明した。

 オーストラリア政府はこれまで、火災への対応の遅さが批判されてきた。当局によれば、数か月にわたり続く火災によりこれまでにアイルランド島に相当する面積が焼失。火災は今後数週間、あるいは数か月にわたり続く恐れがあるとされる。

 モリソン首相は「これからの道のりは長く、われわれは復興のあらゆる段階で被災地域の社会に寄り添う」と述べた。

 豪政府は、過去最大規模となる予備役部隊を招集。部隊は同国東部各地に配備され、緊急対策当局と協力して被害の確認、電力復旧、孤立した地域への食料や水、燃料の供給を行う。(c)AFP