【1月6日 AFP】ニュージーランドに、隣国オーストラリアの森林火災の煙が到達している。NZ最大都市オークランド(Auckland)上空もオレンジ色の煙霧に覆われ、5日にはこれを見た住民から多数の緊急通報が寄せられた。

 ここ数日で、煙は南島(South Island)の大部分に届き、普段は真っ白な氷河も茶色に見える。

 煙はその後北へ流れ、約200万人が暮らす北島(North Island)の北半分のほとんどを覆った。

 空が「不穏な」様相を呈したのに伴い、警察は「現在この件に関連して多数の通報を受けている」と発表。

「上空のオレンジ色の煙霧は、オーストラリアの森林火災が原因」であり、緊急通報しないよう要請した。

 科学者らによると、赤みがかった色に見えるのは、煙で青い光が見えにくくなるからだという。

 ソーシャルメディアには、このオレンジ色の煙霧の写真や動画があふれた。ツイッター(Twitter)に投稿したある女性は「不気味で不穏」と形容した。(c)AFP