【1月6日 AFP】(更新)イラクの首都で殺害されたイラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官の遺体が6日、イランの首都テヘランに到着した。テヘラン大学(University of Tehran)で同司令官を追悼する礼拝を主催した最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は、涙をこらえる様子を見せた。

 テヘランでは、同司令官追悼のため黒い衣服を身にまとい集まった多数の人々で街頭が埋め尽くされた。国営メディアは「数百万人」が追悼集会に参加したと報じている。

 ハメネイ師は、攻撃によって殺害されたソレイマニ司令官と5人の「殉教者」の遺体を納めたひつぎの前で祈りをささげた際、声を震わせ、一時涙を流したようにも見られた。ハメネイ師の周囲にはソレイマニ司令官の息子、コッズ部隊の後任の司令官、ハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領、アリ・ラリジャニ(Ali Larijani)国会議長、IRGCのホセイン・サラミ(Hossein Salami)司令官らが付き添った。

 コッズ部隊の司令官として、イランの中東作戦の指揮を執っていたソレイマニ氏は、イラクの首都バグダッドの空港付近で3日、米無人機の攻撃により殺害された。(c)AFP/Amir Havasi