【1月6日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタで6日朝、5階建てのビルの一部が崩壊した。少なくとも2人が負傷し、病院に搬送された。当局が明らかにした。

 テレビで放送された映像には、ジャカルタ西部にあるビルの約半分が崩れ落ち、コンクリートなどのがれきが路上に散らばり、救助隊員が担架で人を運ぶ姿が捉えられている。

 ビルは居住用と商業用の混合施設で、1階にコンビニエンスストア、2階以上には小さな賃貸用の部屋が入っていた。

 西ジャカルタ(West Jakarta)市の警察署長によると、2階は倉庫と従業員の休憩所として使われていたが、3階以上は空き部屋だった。建物のきしむ音を聞いた従業員らは逃げ、崩壊時に建物の外にいた2人が負傷したという。

 ジャカルタでは先週、豪雨による洪水で60人以上が死亡。捜索救助当局によると、ビルの屋上には雨水がたまっており、3階と4階には排水設備がなく、先週の豪雨が原因とみられるという。(c)AFP