【1月6日 AFP】米国の無人機によるイラクでの攻撃で死亡したイラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官の遺体が5日、イラン南西部アフワズ(Ahvaz)に到着した。出迎えた人々は涙を流しながら、イスラム教シーア派(Shiite)のスローガンに合わせて胸をたたきながらその死を悼んだ。

 イラン学生通信(ISNA)によると、ソレイマニ氏やIRGCの隊員5人の遺体は、同日未明にアフワズの空港に到着。同市では大勢の人々が集まって「米国に死を」と叫んだ。

 国営テレビは5日、追悼のため黒服で身を包んだ人々が広場に集まる様子を生中継した。映像にはモラビ(Mollavi)広場で、緑色、白色、「殉教者」の血を表す赤色の旗を持つ人々が映し出され、空から撮影した映像では、広場や周辺の路地に人の波が押し寄せる様子が捉えられていた。

 映像はIRAN PRESSが5日撮影・提供。(c)AFP