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【1月6日 AFP】イランのハッカーと名乗るグループが4日、知名度の低い米政府機関のウェブサイトに侵入し、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官が米国の攻撃で殺害されたことをめぐって、米政府への報復を誓うメッセージを掲載した。

 ハッキングを受けたのは、連邦政府刊行物寄託図書館制度(FDLP)のウェブサイト。同サイトは、「イランのハッカーたち!」と題された黒一色を背にしたページに差し替えられた。表示された画像には、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師と同国の国旗が掲載された。

 またミサイルが飛ぶ中、イランから繰り出された拳でパンチを食らうドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が描かれており、「殉教は、(ソレイマニ司令官の)長年にわたる執念深い努力への褒美だ」「彼(ソレイマニ氏)の旅立ちと神の力によって、彼の業績と道のりが終わるということにはならない。汚れた手が彼や他の殉教者らの血で染まった犯罪者らには、重大な報復が待っている」とメッセージが書かれていた。

 さらに同ページの別の箇所では、白い文字で「これはイランのサイバー能力のごく一部にすぎない!」との主張も記されていた。

 映像は非営利団体インターネットアーカイブ(Internet Archive)が保存しているウェブサイトを閲覧できるサービス「Wayback Machine」上で確認できた、FDLPのウェブサイト上に表示されたメッセージや画像。5日撮影。(c)AFP