【1月8日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)紹興市(Shaoxing)柯橋区(Keqiao)稽東鎮(Jidong)の稽江完全小学校では、児童が「農村ガイド」に扮(ふん)し、教室内の大型スクリーンを通じて、60キロ離れた同区実験小学校の仲間に自分の村の文化や知識について説明している。さまざまな農作物がどのように成長し、農村の祠堂(しどう)にはどんな物語が秘められているのか。1枚のスクリーンにより、2カ所の児童が言葉を交わし、リアルタイムで交流が行われている。

「農村ガイド」のオンライン授業は、同区による「インターネット+」同期授業の成果の一つとなっている。同区ではここ数年、都市と農村の学校連合ペア制度を実施し、13鎮に地域内緊密型教育共同体を設立。都市の子どもが「1枚のスクリーン」を通じて、実際に足を運ぶことなく「希望の野外」を体験できるようにし、現代技術を利用することで、農村資源が小中学校の実践教育で果たす独特の効果を十分に引き出している。

 浙江省政府では2019年の民生関連実務プロジェクトとして、同省のインターネット分野における先行優位性に基づき「インターネット+義務教育」を全面的に推進。小中学校1000校のペア支援に取り組み、都市と農村の子どもたちが共に良質な教育資源を享受できるようにした。昨年12月現在、省内1458校のペア支援が完了し、省政府が出した目標を上回った。(c)Xinhua News/AFPBB News