レアルが新年初戦で難敵ヘタフェに勝利、バルサと勝ち点で並ぶ
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【1月5日 AFP】19-20スペイン1部リーグは4日、第19節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は3-0でヘタフェ(Getafe CF)に勝利し、堅固な相手を粉砕して見事な新年のスタートを切った。
敵地に乗り込んだレアルは、ラファエル・バラン(Raphael Varane)が2得点に関与し、まずは相手GKダビド・ソリア(David Soria)と競り合ってパンチングミスからのオウンゴールを誘発すると、さらにトニ・クロース(Toni Kroos)のクロスに頭で合わせてチーム2点目を奪取した。
そして最後は後半ロスタイム、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)の見事なダイレクトパスからカウンターを繰り出し、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)が3点目を挙げた。
ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が出場停止だったことに言及しつつ、バランについて「きょうのプレーには満足している。特にセルヒオ・ラモスがいなかったから、もう1人のリーダーの存在が重要だった」とコメントした。
レアルはこの勝利で、同日RCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのダービーに引き分けた首位FCバルセロナ(FC Barcelona)と勝ち点で並んでいる。
一方のヘタフェは、ここまで7位と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権争いにしっかり食い込み、ホセ・ボルダラス(Jose Bordalas Jimenez)監督の下でまたしても見事なシーズンを送って昨季の躍進がフロックではなかったことを証明している。しかし、この日はソリアのミスやバランにノーマークでのシュートを許すなどして、普段は強固な守備が大量点を喫した。
逆にレアルはこの2得点で試合の主導権を握り、モドリッチのゴールでとどめを刺す快勝を収めた。ジダン監督は「われわれは勝った。戦うことで勝利を収めた」と話している。
ラモスと足首の負傷による離脱が続くエデン・アザール(Eden Hazard)がいない上、2週間の冬休み明けの試合ということで、このヘタフェ戦は難しい一戦になるとみられていたが、チームはバルセロナへのプレッシャーを保つことに成功している。
レアルはこの後サウジアラビアへ飛んでスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2020)に臨み、8日の準決勝でバレンシア(Valencia CF)と対戦する。準決勝の結果次第では、同じく出場しているバルセロナとの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」が決勝で実現する可能性がある。(c)AFP/Thomas ALLNUTT