【1月4日 Xinhua News】中国のエネルギー企業、山西潞宝新能源集団は3日、同集団が運営する中国初の「水素・電力・石油・ガス総合エネルギーステーション」がこのほど、山西省(Shanxi)長治市(Changzhi)で正式に稼働したと発表した。

 1日当たりの水素充填(じゅうてん)能力は500キログラムで、同集団傘下のコークス炉ガス精製による水素製造プロジェクトで発生した水素を利用する。

 同集団の韓長安・董事局主席は、水素・電力・石油・ガスを集め、多用途な総合エネルギーステーションを建設した目的は、水素エネルギー産業推進の基盤を打ち立てることにあると述べている。

 同集団は1994年に設立。現在の年産能力はコークスが650万トン、ファインケミカルが100万トンに達している。韓氏は、同集団が今後3年間にコークス炉ガスによる水素生産や水素エネルギー設備の製造、大型水素トラックの運営などのプロジェクトを推進すると説明。同集団の潞宝ファインケミカル園区では現在、500台以上の大型トラックが輸送に使われているが、今後これらを大型水素トラックに替えていく考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News