【1月4日 AFP】サッカー元イングランド代表の主将で、代表とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の歴代最多得点記録を持つウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が、かつてギャンブル依存症になり、その輝かしいキャリアを台無しにする可能性があったことを告白した。

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 チャンピオンシップリーグ(2部)のダービー・カウンティ(Derby County)で今週デビューを果たしたルーニーは、キャリア初期にギャンブルにのめり込んで大金を失い、損を取り返そうとして「どんどん賭けるように」なったという。

 34歳のルーニーは、オンラインカジノ「32Red」がギャンブルの危険性を喚起するキャンペーン動画で、「当時の自分は、大金が入るようになったばかりの若造だった」「マンチェスター・ユナイテッドのアウェーゲームでホテルに滞在していた時や、イングランド代表として7日から10日くらいホテル生活をしていた時のことだ。退屈して時間をつぶそうとする。その一つがギャンブルだった」と明かした。

 その後どうにかギャンブルをやめることができたルーニーは、ダービーのスポンサーである32Redの名前に関連して背番号32が与えられた際、チームに批判が集まったことから自分の失敗談を告白しようと決断した。

「電話で簡単に賭けることができたんだ。本当のお金ではないような感覚だった。ブックメーカーに足を運び、限度額まで賭けるという感じではなかった」「知らぬ間にかなりの額を失っていて、そのときは自分が賭けている金額を実感しないんだ。最初は勝っていたし簡単に稼げると思っていた。のめり込むようになり、最終的には負けて借金生活となった」

「失った金額を取り戻そうとして、どんどん賭けるようになった。母国やクラブのためにプレーしながら自分のような形でお金を失えば、影響が出てくる」「ありがたいことに、自分はどうにか借金を返すことができて、それから二度とギャンブルには手を出さなかった。過ちから学んだよ。ギャンブルを続けていたらもっと失うことになる。そうなると悪循環に陥ってしまうんだ」 (c)AFP