中国で「氷雪旅行」が大ブーム、ネット予約は4割超増加
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【1月5日 Xinhua News】中国文化・観光部弁公庁がこのほど発表した「冬季旅行安全活動のさらなる強化に関する通達」は、冬季の観光シーズンに入り、雪景色やウインタースポーツを楽しむ「氷雪旅行」が最盛期を迎えているとした。その上で、各地方の各級文化・観光行政部門は冬季旅行安全活動をさらに強め、観光客の安全を確保する必要があると指摘した。経済参考報が伝えた。
中国旅行サイト大手「驢媽媽旅遊網(Lvmama.com)」のデータによると、2019年12月の「氷雪旅行」の延べ予約者数は前年同月比47.9%増となり、国内では吉林省(Jilin)の長白山(Changbai Shan)、黒竜江省(Heilongjiang)のハルビン(Harbin)、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のウルムチ(Urumqi)が人気。江蘇省(Jiangsu)の無錫(Wuxi)や揚州(Yangzhou)、浙江省(Zhejiang)の紹興(Shaoxing)などの氷雪テーマパークも、近場で氷や雪が楽しめると長江デルタ地域の観光客を集めている。
海外では、欧州のアルプス山脈(Alps)、日本の北海道、カナダのケベック(Quebec)州、米国のオレゴン州やモンタナ州などが人気となっている。
驢媽媽集団ブランド発展部責任者の李秋妍(Li Qiuyan)氏は「氷雪旅行のプラン数や旅行者数、価格などは近年、ますます上昇している。特に19年11~12月の延べ予約者数は前年同期より約5割増えた。今年の元日の休日は1日だけだったが、2日間休みを取れば5連休になり、氷や雪の魅力に触れるために休暇を取る人も多かった」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News