【1月4日 Xinhua News】中国・広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の広州大劇院で1日夜、宝塚歌劇団(Takarazuka Revue)のOG公演が行われ、会場に詰めかけた観客を魅了した。

 同公演は2019年12月31日から2020年1月2日までの3日間にわたって行われた。

 前半は英雄のラブストーリーを描いた舞台劇「剣と愛の光芒 ~ナポレオンを愛した女たち~」。フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)の妻ジョゼフィーヌ役を演じた麻乃佳世(Kayo Asano)は「今回の公演をとても楽しみにしていた。退団後も練習を続けてきたので、私たちの気持ちを観客の皆さんに伝えたい」と語った。

 後半は宝塚歌劇団ならではの歌とダンスのショー作品で、「ベルサイユのばら」「エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―」など同劇団の代表作の名曲メドレーや、「すみれの花咲く頃」「この愛よ永遠に(TAKARAZUKA FOREVER)」といったファンにはおなじみのナンバーが披露された。

 今回の中国公演には、たかね吹々己(Fubuki Takane)、麻乃、椿火呂花(Tsubaki Hiroka)ら人気と実力を兼ね備えた宝塚OG22人が参加。宝塚OGが中国大陸で舞台劇を最初から最後まで披露するのは今回が初めてだという。同劇団OG中国ツアーは広州を皮切りに、北京などでも行われる。

「剣と愛の光芒 ~ナポレオンを愛した女たち~」の脚本・演出を務める岡部優妙氏は「中国の文化が大好き。中国との文化交流を深めたい。宝塚には名作が数多くあり、今後中国の方々に見ていただく機会が増えると思う」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News