【1月3日 AFP】日本で会社法違反などの罪で起訴され、公判を前に出国した日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告について、NHKなどは3日、ゴーン被告の東京の住宅に設置されていた監視カメラの映像に、出国当日に同被告が一人で外出する姿が捉えられていたと報じた。

 NHKは捜査関係者の話として、ゴーン被告は昨年12月29日の正午ごろに住宅を出て、以後帰宅する様子は捉えられていないと伝えた。

 ゴーン被告は同日、関西空港(Kansai Airport)からプライベートジェットでトルコのイスタンブールに向かい、そこからさらに空路でレバノンの首都ベイルートに入ったと考えられている。

 NHKによると、ゴーン被告は何者かと合流して関西空港に向かった可能性があり、警察は別の監視カメラ映像の分析を進めているという。

 NHKと日本経済新聞(Nikkei)は、ゴーン被告の住宅の玄関近くに設置されていたこのカメラの映像には、ゴーン被告の外出時間帯に不審な人物は映っていなかったとしている。

 ゴーン被告は、来週レバノンで自身の主張を述べると話している。(c)AFP