【1月3日 AFP】男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2020)が3日に開幕したが、ベルギー対モルドバ戦前の国歌演奏時に、モルドバの代わりに誤ってルーマニアの国歌が流れる大会主催者の不手際があった。

 男子プロテニス協会(ATP)は「モルドバ対ベルギーの試合前に誤ってモルドバ国歌ではない曲を再生した」「非常に申し訳なく思っており、モルドバチームには直接謝罪した」と述べた。

 直後に試合に臨んだモルドバのアレクサンドル・コズビノフ(Alexander Cozbinov)は今回のアクシデントを大ごととは捉えず、「間違った国歌が流されたというのは大きな問題ではないと思う。正しい国歌を選ぶのは難しいとは思わないけど」と話した。「モルドバとルーマニアは同じような国旗だからミスしたんだと思う。次は正しいのをかけてもらえるとうれしい」

 モルドバは続く第2試合もラドゥ・アルボット(Radu Albot)が世界ランキング11位のダビド・ゴフィン(David Goffin)にストレート負けを喫し、グループステージ黒星発進が決まった。24か国が出場している今大会では、6グループから計8チームがオーストラリア・シドニーで行われる決勝トーナメントに進出する。(c)AFP