【1月3日 AFP】インドネシア災害当局は2日、首都圏を襲った豪雨による洪水と土砂崩れの死者が少なくとも29人に上っており、さらなる死者が出る恐れがあると警告した。一帯では広い範囲が冠水している。

 首都ジャカルタと周辺地域では、大みそかの豪雨の後に洪水が発生。被害は近年で最悪の規模に達しており、人口約3000万人のうち数万人が各地の避難所に身を寄せている。

 災害当局によれば、首都圏で少なくとも26人が死亡したほか、隣接するバンテン(Banten)州ルバック(Lebak)県でも3人が死亡した。また、同県の警察当局は2日、行方不明者8人を捜索していると明らかにした。

 ジャカルタでは雨期のたびに洪水が起こっており、今回の被害も昨年11月末からの雨期に発生した。

 当局は2日、約3万1000人が避難していると伝えたが、この数字にはジャカルタ周辺各都市の避難者が含まれていない。(c)AFP/Agnes ANYA