【1月3日 Xinhua News】浚渫(しゅんせつ)を手掛ける中国の企業「中交天津航道局」はこのほど、請け負った江蘇省(Jiangsu)連雲港市(Lianyungang)の贛楡港区10万トンクラス航路拡張プロジェクトの工事を開始したと明らかにした。同社が独自開発したアジア最大の大型自航式ポンプ浚渫船「天鯤(てんこん)号」が国内のプロジェクトに初めて投入された。

 同プロジェクトは同港区内の泊地で実施され、航路の長さは3727メートル、掘削予定深度13.3メートル、総浚渫量889万4千立方メートル。取り除いた土砂は全て埋め立て用となり、埋め立て地までの距離は6~7キロメートル。「天鯤号」は全ての浚渫と埋め立て工事を担当する。

 同船の総出力は2万5843キロワット、設計上の浚渫量は毎時6千立方メートルで、最大掘削深度は35メートルに及ぶ。リーマーの定格出力は6600キロワットで、一軸圧縮強度50メガパスカルの岩石を軽々と掘削できる。(c)Xinhua News/AFPBB News