【1月2日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタとその周辺で、大みそかの豪雨により洪水や土砂崩れが発生し、ここ数年の洪水被害としては最悪となる9人が死亡した。当局が1日、明らかにした。

 人口約3000万人のジャカルタ首都圏では、各地で浸水に伴い電気が止められ、鉄道路線の一部と空港の一つが閉鎖された。当局によると、ジャカルタでは約1万9000人が避難したが、この人数には近郊都市の住民は含まれていない。一部地域では河川の氾濫により浸水の高さが4メートルに達した。

 ジャカルタでは2013年にモンスーン(雨期)の豪雨による洪水で数十人が死亡。今回の被害はそれ以降で最悪の規模となっている。(c)AFP