【1月2日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は1日、前日に信者らと交流した際、自分の手をつかんで引っ張った女性の手をたたいたことを謝罪し、「女性に対するいかなる形の暴力」も非難する演説を行った。

 教皇はバチカン市国で大みそかに集まった信者らにあいさつをした際、女性信者から手を引っ張られ、体勢を崩した。いら立ちをあらわにした教皇が、女性の手を2度たたいて振りほどく様子を捉えた映像は、ソーシャルメディアで一気に拡散した。

 ツイッター(Twitter)では教皇のとっさの反応を擁護する声が上がった。あるユーザーは「私はカトリック教徒ではないが、あの女性は間違っている。教皇は一瞬、痛みを感じたようにも見える」とコメント。一方で「女性は完全に悪かったが、彼の反応はあまり教皇らしいものではなかった」という声も上がった。

 教皇は翌日、バチカンでの新年のミサを前に「人は我慢ができなくなることがよくある」と告白。「私にもある。昨日の悪い事例を謝罪する」と語った。さらにミサでの演説では、イエス・キリスト(Jesus Christ)が女性から生まれたことに言及し、「女性に対するいかなる形の暴力も、神に対する冒涜(ぼうとく)である」と述べた。(c)AFP/Françoise KADRI