【1月2日 Xinhua News】中国・北京市でこのほど、人を乗せた自動運転車を公道で走行させる初の実証実験が始まった。ネット検索大手の百度(Baidu、バイドゥ)が同市自動運転テスト管理合同作業グループから昨年12月30日、第1陣として40台分の許可証を取得した。北京市内で試験走行用に開放された公道は計151本、総延長は503.68キロに上る。

 北京市郊外の北京経済技術開発区に広さ40平方キロの試験走行エリアが設けられた。エリア内には公道が111本あり、総延長は322.46キロに上る。学校や病院、オフィスビルが密集する地域はエリアから外した。北京に自動運転車両の試験走行エリアが設けられるのはこれが初めてとなる。

 北京では昨年12月13日に「北京市自動運転車両の道路テスト管理実施細則(試行)」が改正され、自動運転の人を乗せた車両や貨物を運ぶ車両、複数台の隊列走行の実証実験が可能になった。(c)Xinhua News/AFPBB News