【1月1日 AFP】(更新)北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は1日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党委員長が同国による核・大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験のモラトリアム(一時停止)を撤回すると宣言したと報じた。

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 KCNAは、党中央委員会総会での金氏の発言として、「公約にわれわれがこれ以上一方的に縛られている根拠がなくなった」と報道。金氏が「世界は遠からず、朝鮮民主主義人民共和国が保有することになる新しい戦略兵器を目撃することになるであろう」と述べたと伝えた。

 専門家らは、この宣言について金氏が「ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の頭」にミサイルを撃ち込んだに等しいと評する一方、北朝鮮側の挑発がエスカレートすれば、しっぺ返しを食らうことになると警鐘を鳴らした。(c)AFP