【12月31日 AFP】中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)は31日、2019年の売上高が前年比18%増の1210億ドル(約13兆2000億円)に達する見通しだと発表した。同社を安全保障上の脅威とみなす米政府による制裁もあり、当初予想の1250億ドル(約13兆7000億円)には届かなかった。

 徐直軍(Eric Xu)副会長は従業員に向けて新年のメッセージを送り、「業績は引き続き堅調」とした一方、米政府が長期的な反ファーウェイ戦略を仕掛けていると指摘し、2020年の最優先事項は「生き残ることだ」と述べた。

 ただ、スマートフォン事業は好調で、2019年の出荷台数は2億4000万台に達した。

 米国政府は安全保障上の脅威となる恐れがあるとの理由で、米企業にファーウェイとの取引を禁止。ファーウェイは事実上、米市場から閉め出された。(c)AFP/Jing Xuan TENG