【12月30日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)が30日、来年1月下旬に開幕する新シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)を、肘の負傷のため欠場すると発表した。併せて新設の国別対抗戦、ATPカップ(ATP Cup 2020)の欠場も発表されている。

 錦織は10月に手術を受けた肘のけがが長引き、9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)を最後に実戦から遠ざかっている。最高で4位だった世界ランキングも、13位まで下降した。

 錦織は、1月からのシーズン開始を望んでいたが、それがかなわず残念だと話した。

「残念ながら、ATPカップと全豪オープンを欠場せざるを得なくなった」「100パーセントの準備ができておらず、最高レベルで戦える体の状態でもないため、きょう、チームと決断した」「オーストラリアは特に気に入っている場所の一つなので、簡単な決断ではなかった」

 パース(Perth)で行われるATPカップについては、西岡良仁(Yoshihito Nishioka)が錦織に代わってチームのランキング最上位に繰り上がる。内山靖崇(Yasutaka Uchiyama)もすでに欠場を表明しており、こちらは代わって松井俊英(Toshihide Matsui)が招集されている。

 28日には、英国のアンディ・マレー(Andy Murray)も、骨盤の負傷で全豪オープンとATPカップの欠場を発表していた。(c)AFP