シティが疲労の中でシェフィールドに勝利、個の力で勝負決める
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【12月30日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは29日、第20節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-0でシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に勝利した。
シティは前節ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)戦の敗戦からタイトな日程の中、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)とケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)が後半にゴールを挙げた。
シティは2-3で敗れた敵地でのウルブス戦で、試合のほとんどの時間を10人で戦ったが、そこからわずか48時間足らずでホームでのシェフィールド戦に臨まなければならず、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督も日程に苦言を呈していた。
その中で、前半のシティは疲労があったのか相手に好機を作られ、リース・ムセ(Lys Mousset)に先制点を許したかに思われたが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を通じたオフサイドの判定でゴールが取り消された。
そして迎えた後半は、選手個々の質で上回っていることが試合を決定づけ、52分にデ・ブルイネのパスからアグエロがゴールネットの天井に先制点を決めると、迎えた82分、この日も出色のプレーを続けていたデ・ブルイネが見事な追加点を挙げた。
シティはこれで、シェフィールドにほぼ1年ぶりとなるアウェーでの黒星を付けるとともに、首位を独走するリバプール(Liverpool FC)との勝ち点14差を維持している。
グアルディオラ監督は「きょうはシェフィールド・ユナイテッドが順位表のこの位置にいる理由を実感した」「前半のわれわれは問題を抱えていたから、いくつか変化を加え、それで後半はずっと良くなった」とコメントした。
シェフィールドは29分、ロングボールに抜け出したムセが先制点を決めたかに思われた。しかし主審は、その前にアグエロに対するファウルがあったというシティの主張は退けたが、VARの補助でムセがわずかにオフサイドだったことが分かり、ゴールを取り消した。
グアルディオラ監督は「ムセのゴールがオフサイドでなかったなら、非常に難しい試合になっていただろう」「後半のわれわれは、アグエロに近い位置でプレーする選手を増やし、パスの質が上がった」と話した。(c)AFP