【12月30日 Xinhua News】中国中部を走る黔張常鉄道が26日、正式に開通した。重慶市(Chongqing)黔江区(Qianjiang)を西の起点に、湖北省(Hubei)を経て湖南省(Hunan)常徳市(Changde)に至る全長330キロ余りを結ぶ。営業速度は時速200キロ。

 湖南省張家界市(Zhangjiajie)の武陵源は1992年、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界自然遺産(World Natural Heritage)に登録され、『アバター(Avatar)』や『西遊記(Journey to the West)』など中国内外の映画のロケ地にもなった。同市が湖南省、湖北省、重慶市の隣接地に位置し、この広大な地域はかつて中国鉄道網の「盲点」と呼ばれていたが、同鉄道の開通により鉄道網の空白が解消された。(c)Xinhua News/AFPBB News