【12月29日 AFP】2019-20アルペンスキーW杯は28日、イタリア・ボルミオ(Bormio)で男子滑降第4戦が行われ、ドミニク・パリス(Dominik Paris、イタリア)が前日に続いてこの種目を制し、同地で4連勝を飾った。

 27日に行われた第3戦での奮闘もあり、脚に痛みを抱えていたパリスだったが、1分55秒37を記録してステルヴィオ(Stelvio)峠での支配力を保った。

 無名のウルス・クリエンビュール(Urs Kryenbuehl、スイス)がわずか0秒08差で自身初の表彰台入りを果たし、大会終盤にパリスを脅かした。前日2位に入り、この日もパリスとワンツーフィニッシュを飾るかに思われたベアト・フォイツ(Beat Feuz、スイス)は、クリエンビュールに割って入られ0秒26差の3位。今季4レース目にして4度目の表彰台となった。

 一方、オーストリア・リンツ(Linz)では女子大回転第4戦が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が2位に1秒以上の差をつけて優勝を飾り、W杯通算63勝目を手にした。

 17日にフランス・クーシュベル(Courchevel)で行われた第3戦での17位から立ち直った女王シフリンは、2本ともにトップタイムをマークし、2位のマルタ・バッシーノ(Marta Bassino、イタリア)に1秒36差をつけた。3位には地元オーストリア期待のカタリナ・リンスベルガー(Katharina Liensberger)が入った。(c)AFP