【1月6日 CNS】中国・河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)で、鄭州(Zhengzhou)駅の東広場と西広場をつなげる地下通路プロジェクトが、発表後から8年間もストップしている状況が報道され、市民の関心を集めている。

 このプロジェクトは、2011年に計画が発表されたものの工事が始まらず、これまでに多くの論議が行われてきた。地方紙の「大河報(Dahe)」で報じられると、1000件を超す読者のコメントが寄せられた。

「地下通路は絶対必要。旅客は多かれ少なかれ荷物を持って出てくるので、非常に不便だ。駅の東側から西側に行くのに2キロも歩かねばならない駅がどこにある?」という進まぬ工事を皮肉るコメントの他、「外地から鄭州に戻ってきた際に、駅の出口を間違えてしまい、重い荷物を引きずりながら歩いたことがある。スーツケースの車輪が壊れて大変だった!」といったつらい体験を紹介するメッセージも少なくない。

 鄭州駅管理委員会によると、同済大学(Tongji University)によって監査・設計された最新の施工案が昨年6月に「中鉄鄭州」に提出され、審査中という。

 しかし、「中鉄鄭州」の話では、「鄭州駅の地下連絡通路の件は、鄭州市政府と確認中で、結論が出たら、市政府のほうから対外的に統一発表する」とのことで、工事の見通しなどについては依然として明らかにされていない。(c)CNS-大河網/JCM/AFPBB News