【12月26日 Xinhua News】「中国シェアモビリティー発展報告(2019)」(シェアモビリティー青書)が24日、正式に発表された。中国証券報が伝えた。

【編集部おすすめ】森? いいえ、「墓場」です 痛ましいシェア自転車が眠る 中国・アモイ市

 中国交通運輸部のデータに基づいてまとめられた青書では、今年8月末時点で、インターネットを介したレンタル自転車の台数は1950万台に達し、全国360都市を網羅、登録ユーザー数は3億人を超え、1日平均の利用件数は4700万件に達したことが明らかとなった。業界が失速した2年前と比べると、今年に入ってからは成長が相対的に安定し理性的となり、「哈囉出行(ハローバイク)」を運営する上海鈞正網絡科技と「美団単車」の美団点評、「小藍単車(ブルーゴーゴー)」の滴滴出行(Didi Chuxing)の3社が鼎立(ていりつ)する局面を形成している。

 青書は、シェア自転車のユーザー規模は増加の一途をたどり、取引高は上昇傾向を維持すると予測している。長期的には、2025年の都市人口は9億人に達し、シェア自転車の未来には大きな発展の余地があると見ている。

 ビッグデータと人工知能(AI)プラットフォームは、シェアサイクル運営企業にとって高度化の重要な方向の一つとなっている。青書は、きめ細かい発展に向かう過程で、企業も徐々に規範化、制度化の道を歩むと同時に、技術イノベーションによりシェア自転車はスマート化しより利便性を高めることになると指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News