【12月25日 AFP】エクアドルが領有するガラパゴス諸島(Galapagos Islands)で約2200リットルのディーゼル燃料を積んでいたはしけが沈没し、燃料が流出した事故で、エクアドル政府はAFPに対し同地域特有の野生生物への影響は免れたと明らかにした。

 エクアドルのラウル・レデスマ(Raul Ledesma)環境相は、ガラパゴス諸島の東端にある「サンクリストバル(San Cristobal)島で起きた燃料流出の影響は、生物には全く及んでいない」と述べた。現地では獣医師のチームが動物の状態を確認しているという。

 事故を受けてエクアドル当局は22日、燃料流出による環境汚染を阻止する緊急措置を取った。

 事故ははしけに発電機を積んだコンテナを乗せようとしていたクレーン車が倒れたことにより発生。落下したコンテナでバランスを崩したはしけが沈没した。この事故で1人が負傷。はしけに積まれていた約2200リットルのディーゼル燃料の他、発電機やクレーン車も海に沈んだ。(c)AFP