【12月24日 AFP】フランス軍は23日、先週末に西アフリカのマリで行った軍事作戦で、同軍初となる無人機攻撃を実施したと発表した。同作戦により「テロリスト」40人を殺害したとしている。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は21日の発表で、仏軍がマリ中部モプティ(Mopti)州で20日夜に軍事行動を開始し、イスラム過激派33人を「無力化」したと表明。仏軍司令部は、21日の追加作戦で無人機攻撃を実施し、さらに7人の過激派戦闘員を殺害したと発表した。

 仏軍司令部の発表によると、仏軍部隊が州都モプティから約150キロ離れた森林の戦闘地帯を探索していたところ、「オートバイに乗ったテロリスト集団の襲撃」を受けた。地上部隊を支援するために無人攻撃機「リーパー(Reaper)」とミラージュ2000(Mirage 2000)戦闘機が攻撃を実施した。

 仏軍は2日前、無人機の試験終了を公表したばかりだった。仏軍はニジェールの首都ニアメー近くの基地に無人機3機を配備している。(c)AFP