安倍首相が訪中、習氏と会談 香港やウイグル問題に言及
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【12月24日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は23日、中国を訪問して習近平(Xi Jinping)国家主席と会談し、民主派の抗議活動で揺れる香港について「自由で開かれた」場所であり続けるべきとの見解を示した。
安倍首相は24日に中国南西部の成都(Chengdu)で開催される日中韓首脳会談に先立ち、首都北京で日中首脳会談に臨んだ。
会談後の記者会見で大鷹正人(Masato Otaka)外務報道官は、香港をめぐって安倍首相が中国に引き続き自制を求め、事態の早期収拾を望むと表明したことを明らかにした。
安倍首相の発言に対して習主席は、香港は「国内問題」であるとの立場を繰り返したとされる。
また大鷹報道官によると、両首脳は北朝鮮と朝鮮半島(Korean Peninsula)の非核化についても協議。習氏は対北制裁緩和を提案する中ロによる国連(UN)決議案への支持を求めたという。
さらに安倍首相は、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)における人権問題にも言及し、中国政府が透明性をもった説明をすることを望むと述べたと、同報道官は話している。(c)AFP