【12月23日 AFP】スポーツ専門チャンネルESPNなどの米複数メディアは23日、同国大リーグ(MLB)のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)が、韓国出身投手の柳賢振(Ryu Hyun-jin、リュ・ヒョンジン)と4年総額8000万ドル(約88億円)の契約で合意したと報じた。

 2013年にMLBに戦いの場を移して以来、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)一筋でプレーしてきた柳は、2015年は左肩の手術を受け、昨年も鼠径(そけい)部の故障で約4か月にわたり戦列を離れたが、今年は見事な活躍を見せた。

 初の球宴出場を果たした32歳の左腕は、182回と3分の2を投げて14勝5敗の成績を残し、防御率2.32はMLB全体でトップだった。また許した四球の数は、わずかに24だった。

 ブルージェイズ史上3番目に高額な契約になるとみられるが、先週にタナー・ロアーク(Tanner Roark)、先月にはミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)とのトレードでチェイス・アンダーソン(Chase Anderson)が加わった先発ローテーションの一角に、MLBトップクラスの投手が名を連ねることになる。(c)AFP