【12月23日 AFP】19-20スペイン1部リーグは22日、第18節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はホームで数々の惜しいチャンスを生かしきれず、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)と0-0で引き分けた。

 この結果、ミッドウイークに敵地で首位FCバルセロナ(FC Barcelona)と引き分けていたレアルは、同チームと2ポイント差の勝ち点37で年内の戦いを終えることになった。

 この日はレアルにとってフラストレーションがたまる試合となり、トニ・クロース(Toni Kroos)のシュートがクロスバーをたたくと、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のシュートもゴールライン上でバックヒールでクリアされ、ロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)とビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の決定機はGKの好セーブに阻まれた。

 また、目を負傷したDFエデル・ミリトン(Eder Militao)との交代でピッチに入ったナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')のシュートもゴールの枠に嫌われた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督はギャレス・ベイル(Gareth Bale)とルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)を投入したものの、チームは決勝点を奪えなかった。

 ジダン監督は試合後「運が悪かったわけでも、相手を見くびっていたわけでもない」と振り返った。

「この結果に落胆する理由はない。われわれは落ち着いて顔を上げ続ける必要がある」「多くのチャンスをつくったが、続けていけば得点につながり始めるだろう」

「選手に対して気の毒に思う。彼らがもっとゴールを奪えれば良かった。3試合で勝ち点3は素晴らしい結果ではない」

 一方のビルバオは前半、ケナン・コドロ(Kenan Kodro)が強烈なシュートでネットを揺らすも、これはオフサイドで認められなかった。後半アディショナルタイムには攻勢に出てアシエル・ビジャリブレ(Asier Villalibre)が得点を決めかけ、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)には緊張が走った。

 その他の試合では、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がアンヘル・コレア(Angel Correa)の1ゴール1アシストでレアル・ベティス(Real Betis)を2-1で下し、4位に浮上した。

 56分、不調のトマ・レマル(Thomas Lemar)との交代でピッチに入ったコレアはファーストタッチで先制点をマーク。アトレティコはその後、レアルなどにも所属したアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が追加点を挙げ、失点を後半アディショナルタイムのマルク・バルトラ(Marc Bartra)の1点に抑えた。

 リーグ戦のアウェーゲームで5試合連続ドローだったアトレティコは、これで公式戦3連勝。アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)をFCバルセロナ(FC Barcelona)に放出した今季は、リーグ前半戦でわずか20ゴールしか挙げられなかった。(c)AFP