【12月23日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは22日、第18節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)のミスもあり、最下位ワトフォード(Watford FC)に0-2で敗れた。敵地でまさかの黒星を喫したユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は「言い訳はない」と振り返った。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とマンチェスター・シティ(Manchester City)から気勢を上げる白星を手にするなど、公式戦で6試合無敗を維持していたユナイテッドは、クリスマス前に悔いの残る一敗を喫したことでリーグ8位に順位を落とした。

 復帰を果たしたポール・ポグバ(Paul Pogba)も不発のチームを救うことはできず、ユナイテッドはリーグ内で格下のチームにまたしても自分たちのサッカーを見せつけることができなかった。

 重要な場面になったのは、デ・ヘアがイスマイラ・サール(Ismaila Sarr)の何でもないシュートを防ぎきれず、ゴールを許すことになった50分のプレーだった。

 ウィル・ヒューズ(Will Hughes)がペナルティーエリアに向けて蹴ったFKのこぼれ球をサールはしっかりと打ち切ることができなかったものの、ボールはデ・ヘアのグローブの間を擦り抜けゴールとなった。

 その後、良いプレーを見せていたアーロン・ワン・ビサカ(Aaron Wan-Bissaka)がエリア内でサールを倒すと、トロイ・ディーニー(Troy Deeney)がこのPKを決め、ワトフォードが先制点から4分でリードを広げた。

 スールシャール監督は「きょうのような相手からはもっと勝ち点を得なければならないから、とてもがっかりしている」とコメントした。

「最下位の時はそうなるに決まっているから、相手はきっと自信を欠いていると考えていた」「われわれは最近結果を残して強い自信があったが、それもなかった。勝利に値するような意志の強さも強引さもなかった」

「言い訳は一切ない」「しっかり準備したが、明確な答えはだせない」

 ワトフォードのナイジェル・ピアソン(Nigel Pearson)新監督は、就任後最初のホームゲームで粘り強いパフォーマンスをうまくチームから引き出し、残留の望みをつなぐ今季リーグ2勝目を順当に挙げた。今季リーグ戦でホーム初白星となったワトフォードは、19位のノリッジ・シティ(Norwich City)と勝ち点12で並んだが、残留圏とはまだ6ポイント離れている。(c)AFP/John WEAVER