【12月21日 AFP】18日に行われたスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)の試合中にピッチにビーチボールが投げ込まれた問題で、スペインサッカー連盟(RFEF)は20日、同クラブに対して1500ユーロ(約18万円)の罰金処分を科した。また、バルセロナは本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)の閉鎖警告も出されている。

 ピッチ内にボールが投げ込まれたバルセロナとレアル・マドリード(Real Madrid)との「エル・クラシコ(El Clasico)」は、カタルーニャ(Catalonia)自治州で過激なデモ活動が拡大していたことから日程が当初の予定から延期されるという政治的な背景の中で行われた。

 スコアレスドローとなったこの試合では、試合開始から55分頃にピッチに物体が投げ込まれて約90秒間にわたり中断。カタルーニャ自治州の独立派組織と警察の衝突によって、試合後には10人が逮捕され、60人以上の負傷者も出た。

 独立派組織がこの試合中にカンプ・ノウの外で抗議活動をすることを呼び掛けていたため、当日は3000人の警察官や民間警備員が投入されていた。(c)AFP