【12月23日 CNS】大連(Dalian)税関は18日、使用済みのフレキシブルコンテナバッグ(トン袋)などの固形廃棄物600トン余りの大型密輸入を摘発した。

 大連税関によると、18日夜明け前、中国税関総署の統一的な指揮の下、海外ごみの密輸入の取り締まりに特化した第3次「藍天2019」作戦を実行。

 大連地区で容疑者3人を拘束、使用済みトン袋など、国が輸入を禁じている固形廃棄物600トン余りを発見した。ポリエチレン製梱包(こんぽう)用フィルムと虚偽申告し、大連のある企業の輸入許可を使って密輸入を図っていたという。

 使用済みトン袋などの固形廃棄物は、密封処理がされていなければ、回収や野積みの間に日光、風、雨にぬれるなどの影響で大気中に大量のガスや粉じんを放出する。また、いったん発酵分解すると、有毒な気体を発生させ、大気汚染につながる。

 統計によると、大連税関は今年、「藍天2019」作戦を3回実施し、国家が輸入を禁じた固形廃棄物5600トン余りを摘発している。(c)CNS/JCM/AFPBB News