【12月20日 AFP】米上院本会議は19日、国務省ナンバー2の副長官にスティーブン・ビーガン(Stephen Biegun)北朝鮮担当特別代表を充てる人事を承認した。マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官が来年の上院選に出馬し辞任した場合に、ビーガン氏が長官代行を務める可能性が高まった。

 北朝鮮との緊張が高まる中でアジアを歴訪しているビーガン氏の人事は、賛成90反対3で承認された。反対票を投じた3人は民主党議員だった。

 政界通によると、今回の人事により、ポンペオ氏が来年の上院に立候補するために長官を辞任した場合に、ビーガン氏が長官代行に就く可能性が高まったという。

 ポンペオ氏は最近、ツイッター(Twitter)とインスタグラム(Instagram)の個人アカウントを開設。地元カンザス州の農家と交流を披露したり、カンザス州のバスケットボールチームを応援したり、愛犬の写真を投稿したりと有権者にアピールしており、上院選への出馬をにおわせている。(c)AFP