プーチン大統領、2024年の退任示唆 年末記者会見
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【12月20日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は19日、年末恒例の記者会見で、2024年の任期満了とともに大統領職を退くことを示唆した。
プーチン氏は、1人の人物がロシア大統領を務められるのは連続2期までとする憲法規定から「連続」という文言を削除することを支持する姿勢を示した。
プーチン氏は連続2期を務めた後の2008年、側近のドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)氏に大統領職をいったん譲ることでこの多選禁止規定を迂回(うかい)したが、「連続」という文言が取り除かれた場合、現任期を満了する2024年には同じ手段を取れなくなる。
プーチン氏は「連続2期を務めた後、その座を降りた。憲法上は大統領職に戻る権利があった」としつつも、「これを気に入らない政治学者や活動家もいる。ことによれば、削除されるかもしれない」と述べた。
記者会見には約1800人の記者が参加を認められ、今年は4時間25分と例年に比べ長時間にわたった。記者からの質問は国内各地の話題に集中し、大統領は例年同様、次々と統計を挙げながら回答した。(c)AFP/Stuart WILLIAMS and Anna SMOLCHENKO