【12月21日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)邢台市(Xingtai)南和県(Nanhe)の文化財保護部門はこのほど、同県河郭郷(Heguo)の趙牌村(Zhaopai)の工事現場で白陶製の胡人俑3体が発見されたと明らかにした。

 鑑定の結果、3体とも唐代初期のもので、文官と武士、商人の俑であることが判明した。

 同県の文学、史学専門家の肖忠懐(Xiao Zhonghuai)氏は、3体とも死者と共に埋葬された副葬品で、唐代の葬儀や風俗に基づくと、3体が見つかった墓は官吏のものだった可能性が高いと指摘。今回の発見は、当時の社会経済の発展やシルクロードでの対外交流、葬儀風俗に関する研究の際に歴史的な参考価値を持つと語った。

 工事現場では現在、緊急発掘調査が進められている。(c)Xinhua News/AFPBB News