【12月21日 Xinhua News】中国インターネット検索最大手の百度(Baidu、バイドゥ)傘下の、自動車業界・自動運転分野の提携パートナーを対象としたソフトウェアプラットフォーム「アポロ(Apollo)」は18日、湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)で開催した第1回アポロ生態大会で車路協同、知能車連の二種のオープンプラットフォームと、アップグレード版の自動運転オープンプラットフォームを発表した。

 今回発表した最新のApollo5.5自動運転オープンプラットフォームの特徴は「点から点への都市道路の自動運転」機能を開放し、量産化が見込める自動運転システムのグレードアップに向け何種類もの自動運転ソリューションを開発したことにある。

 現時点で百度アポロは路上テスト用ナンバーブレート150枚を持ち、世界に3万6千人の開発者を擁し、23都市で路上テストを行っており、テスト運行距離は300万キロを超えている。提携先はダイムラー、ボッシュ、コンチネンタル、フォードなどの世界の有名企業。

 百度副総裁でスマート運転事業グループ総経理の李震宇(Li Zhenyu)氏は、アポロは三大プラットフォームと三重開放を通じて引き続き中国の交通強国建設を支援していくと述べ、また中国は今後世界最大の自動運転マーケットとなり得るとの考えを示した。(c)Xinhua News/AFPBB News