【12月19日 CNS】中国・陝西省(Shaanxi)考古研究院は17日、最新の発掘成果を発表した。

 同研究院は、陝西省西咸新区(Xixian)空港新城(Airport New City)岩村(Yancun)で4つの天窓と前後に磚券(Zhuanxuan、レンガ積み)墓室のある大型の唐代の墓を発掘。出土した墓志により、この墓の主は唐高宗と女帝・武則天(Wu Zetian)の娘「太平公主」の婿だった薛紹(Xue Shao)で、神竜二年(706年)旧暦正月に埋葬されたことが明らかとなった。

 墓内からは彩色陶俑(とうよう、陶製の人形の陪葬品)などの各種文化財120点(組)が出土している。考古研究者によると、墓の中では、封門(扉)、甬道(通路)、墓室、棺おけなどが大規模に破壊されていたが、盗掘目的ではなかったとみられる。(c)CNS/JCM/AFPBB News