【12月20日 CNS】中国・雲南省(Yunnan)迪慶チベット族自治州(Diqing Tibetan Autonomous Prefecture)香格里拉市(シャングリラ、Shangri-La)にある迪慶・シャングリラ空港(Diqing Shangri-La Airport)の年間利用客が13日で年間60万人を突破し、年間記録を更新した。

 この日はチベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)からMU5940便で空港に降り立った女性がちょうど60万人目の利用客になった。祝福のため空港に駆けつけていた迪慶チベット族自治州の程鵬(Cheng Peng)副州長が乗組員と乗客にチベット族の絹布を贈り、女性に無料の航空券をプレゼントした。

 迪慶・シャングリラ空港は、中央政府と省がチベット地域の開発と東部チベット族の生活支援を目的とした重要プロジェクトで、1998年1月4日に着工し、1999年4月30日に運用を開始した。20年にわたり安全かつ円滑に運営され、第2期、第3期の拡張工事をしており、今では中国全土にある19の高原空港と17のチベット族地区の空港の中で2番目に大きい。

 チベット族の居住地域の中では最高レベルの施設を誇り、昆明市(Kunming)や成都市(Chengdu)、ラサ、広州市(Guangzhou)、上海市、北京市、西安(Xi'an)など各都市との間にルートを開通している。2020年には、臨時で国際ルートを開通する見込みだという。(c)CNS/JCM/AFPBB News